私が以前勤めていた塾で指導していた時、国語が苦手だと悩むお子さんに多く出会いました。小学生中学生を問わず、国語に苦手意識を持っている生徒は多くいることは事実です。

例えば、算数はどんな問題でも100点とれるくらい得意!というお子さんが、国語のテスト問題によって点数の差が激しいというケースは少なくありません。こういうお子さんを持つ親御さんは、「自分の子供が本当に力がついているのか確信できない」と口々におっしゃいます。そしてこの子自身も、その時のテストの出来栄えについては、結果が返ってくるまでは何とも言えないと不安そうな表情を浮かべます。これは自分の力、とりわけ国語力に自信を持てていない、というところから来ています。

算数に限らず、自分の得意な他の科目は、勉強していくうちに「ここはこうかな?」というような「できる」感覚がわかりやすく、努力をした分だけテストの点数も上がっていくのを肌で感じることができるのだと思います。その反面、国語だけはどう努力すればいいのか分からない、だから実際の勉強も思うように進まず、安定していい成績を維持できない、という良くないサイクルに陥っているといえます。

ここで重要なのは、読解問題の解き方を「体系的に」知っているかどうかということです。どのような内容に注意して文章を読めばいいか、ということを順序立てて理論的に学んでいくことが、安定した国語力に結びつきます。国語に関しては、なんとなくの感覚に頼ったまま勉強するのでは、読解問題で安定して好成績を維持することはできないのです。

下に算数の計算式があります。

4500+(60+78)×30

この計算式はルールさえわかれば容易に解答することができます。裏を返せば、どこから計算するべきかというルールを理解しなければ、常に正しい答えを出し続けることができないということでもあります。

算数同様に国語の読解問題にもルールは存在するのです。

当塾の授業ではまず「文章の読み方のルール」と「問題の解き方のルール」の基本を学びます。その後はそのルールを使って読解問題を解く練習をしていきます。

このルールに従い続けることで正解率は跳ね上がっていきます。当塾では、行き当たりばったりではないルールに則った読解方法を学び、確実に得点力を上げていきます。